彼とあたしの秘密の事情

「わかんないよ。俺だってあっちに
 行っちゃうかもよ・・?

 でも、そうなったら栞は・・・
 絶対行かないで。って言うでしょ」


陸くんも、凌さんがわかのことをわかって
いたようにあたしのことをわかっていた


「そういったら、陸くんは行かないで
 ここにいてくれるの?」



「俺は行くよ。誰に反対されても・・

 でも、一人では行かないよ。」


「えっ・・・・
 じゃあ、誰と行くの?」


黒の輝く瞳があたしをまっすぐと
見ている・・・・


そして誓うようにあたしの王子様は
約束した


『もちろん。俺のお姫様とだよ

 俺は凌みたいに一人で海外に行ける
 ほど強い男じゃないし、愛する人とは
 ずっと一緒にいたいじゃん

 
 もし、そんなときが来たら
 俺についてきてくれる・・・?

 
 僕のお姫様    』




 


 
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