彼とあたしの秘密の事情

「・・・・・入った」




俺の蹴ったボールは、ゴ-ルに
吸い込まれるように入った。





チームのみんなが


そして陸が俺の方に駆け寄ってくる






「凌、やったじゃん!!

 これで俺達もリズムに乗れるぜ!!」



先輩達はみんな俺の頭をポンポン
たたきながらそう言った。





「凌!!

 おめでとう。



 早く彼女の方を見ろよ!!」




みんなに気付かれないように最後らへんに
来た陸。



「ありがとう。


 おまえがあの時、俺を助けてくれた
 からだよ。


 感謝してる。」



< 37 / 204 >

この作品をシェア

pagetop