彼とあたしの秘密の事情
~わかなsaid~
今はもう試合が終わって6時過ぎ・・・
家にも帰ってきた。
試合は凌さんのあのフリーキックの
1点で、1対0で勝った。
凌さんがフリーキックを決めたとき、
どんな試合のゴールよりうれしかった。
気付いたら、ゴールが入っても、
試合に勝っても立ち上がったりは
しなかったあたしが
立って栞と喜んでいた。
そのとき、確かに凌さんと目が合った
凌さんはあたしに微笑んでくれてた
心の中で、今日また会えるかもしれない
そう思う自分がいた。