彼とあたしの秘密の事情
えっ・・・
後ろを向くと・・・・
『凌さん!?』
「正解~。」
凌さんはそう言うと、隣のブランコに
座った。
「今日の試合見に来てたよね?」
『えっ、はい
あの、フリーキック凄かったです。』
あたしが一番言いたかったこと
どうしてもこの一言だけは言いたかった。
「あぁ~あれ!?
自分でもビックリしたよ・・
まさか、入るなんて思ってもいなかったし」
凌さんはそう言うと
少し笑っていた。