彼とあたしの秘密の事情

会いたかった

~わかなsaid~


今日の試合はいつもと違っている
所があった。



凌さん達、日本代表と相手の選手は
大きな歓声の中、ピッチへと
入場してきた。



・・・凌さんが一番前



そして、左の腕にはキャプテンマーク
が輝いていた。



『ねぇ見てみて、
 凌さんがキャプテンなんだ~』


『キャプテンマーク似合ってる~』



『凌さんって、キャプテンするの
 初めてだよね!?』




キャプテンマークに気付いたのは
あたしだけじゃなかった。


まわりも、ざわざわしている。



でも、あたしがきっと一番驚いていた



もしかして、キャプテンだから
あたしにこの試合のチケットを・・・




そう思ったから
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