彼とあたしの秘密の事情

~凌~

『わかなちゃん、いるかなぁ』


俺はあの公園までの道を
そんな事を考えながら歩いていた


今は夜の7時過ぎ・・


試合が終わってホテルに帰ってきた
のが、6時過ぎだった


それから、チーム全員でそこで夕食を
取って今は、自由の時間


本当は、外になんか出ちゃいけないん
だけど・・・

マネージャーには気分転換!!。
ということで外出許可をもらった


まぁ、気分転換。なんてことは
まっさらの嘘なんだけど・・


本当はもちろんわかなちゃんい会うため



このとき俺は気付かなかった


たくさんの人が俺の後ろを
ついてきていることを・・






< 86 / 204 >

この作品をシェア

pagetop