彼とあたしの秘密の事情

「凌、俺・・陸だけど

 大丈夫!?

 いろいろあったみたいだけど・・」



家に帰ると留守電話に入っていたのは
陸からだった。



ここに帰ってくるまで、
これから、どうしよう。とか
わかなは大丈夫かな・・


とか思ってたけど、陸の声を
聞いて少し安心した。



まだ、俺にはみかたがいるん
だって・・・



俺になんか、大切な人が
できても周りは誰も喜ばないんだ・・



そう思っていたから



『祝福してほしかった』


そんな考えが一気につぶれていったから・・



『陸、ありがとな』


いつかそんな事が陸に言える時が
くるといいのに・・・



< 94 / 204 >

この作品をシェア

pagetop