いつまでも
翼の秘密
『つばさ、いつまで寝てるの?』
『ん....?』
『ん?じゃないわよ、早く起きないと学校
に遅刻しちゃうわよ。』
あ、学校か...
『ったくうっさいな、言われなくっても分かってますよーだ』
『な、まったく親の苦労も知らないで!この子は生意気なんだから誰に似たのかしら...
ま、あたしじゃないわね^^』
多分俺はあんたに似たんだよ。。。
『あ、もうこんな時間!母さん先仕事行くから、ご飯は机の上!じゃ後よろしくね~♪』
『へ~い、いってらっしゃ~い』
俺と母親はマンションで2人暮し、父親は居ない。
居るけど、俺はあんな奴父親なんて思ってないから
だから俺に父親は居ないんだ....
『あ~あ、学校行くのか;』
なんで、学校に行くのがいやそうなのかって?
そりゃあ、まあ
あとで分かるさ...
『さ、じゃあ行くかなあ。』
髪を整え、靴を履きおえた
俺は勢い良く玄関を開けた。