いつまでも
『もうイヤだな~、毎回こんなめんどくさい朝・・・
だいたい、直樹があんなふうに女子に接するから女
子がよって来るんだょ・・・』
そう思いつつため息をついていると
『ぁ、あの~』
後ろから突然声をかけられた。
その話しかけてきた子は、小柄でいかにも女の子って感じで清楚な子だった。
普通の男なら可愛いと思うのだろうが、俺は女子に話しかけられたりする事に
飽き飽きしていて、もう話しかけるなといわんばかりにその子を睨んだ
すると、少しおびえながらその子は言った。
『あ!ごめんなさい、私他の子達みたいに河野くんに気に入られたくて話しかけたんじゃないの。。。』
俺はその時何かを見透かされたような気持ちになった。
そしてその子は、話を続けた
『ただ、河野君があまりにもすごい顔でため息ついてたから大丈夫かなと思って・・・』
『うそっ、まぢで???俺心配されるぐらいすごい顔してたの?』
『うんw眉間にしわよせてるし、ため息は何回もしてるしすごかったよww』
『はああ~、そうだったんだ心配してくれたのに最初睨んだりして悪かったな;;』
『ううん、大丈夫気にしないでwそれにほらまたため息ついてるよww』
『ああwそうだ名前聞いてなかったわ』
『あ、冬本 李架あらためてよろしくね!席後ろだからw』
『よろしくな、冬本w』