いつまでも

早朝 4 時 25 分


母さんに気づかれないようにそっと起きた・・・

さすがに何も残さず出て行くのは・・・と思ったから

俺の母さんへの今までの感謝の気持ちを綴った手紙をリビングの机の上に置いた



そして昨日の夜中母さんが寝た後に支度しておいた荷物を担ぐ・・・


きっともう、この家には戻ってこれないかもしれない・・・・


そんな不安を抱きながら長年母さんと2人で暮らしてきた家に別れを告げて

俺は新たな一歩を踏み出す




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