ごめんね、ありがとう…先生

1.宣誓布告

翌日。


春美は拓哉のところに何度も足を運んだ。

「調子でも悪いのか」
「いえ。ここに居させて下さい」
「ダメだ。教室に帰りなさい」



こんなことを何回も繰り返しながら。



『教室戻りたくない』
そう思っているのか、わかる拓哉は教室にできるだけ戻るように促す。

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