ごめんね、ありがとう…先生
「おはよ。なーに、にやにやしてんだ」








拓哉と別れた沙依に声をかけたのは勇樹だった。





「おはよう。部活は?」
「休み」
「本当?」
「っていうのは嘘で、朝は自由なんだ」







勇樹は小さな嘘をつくことが多い。それでもすぐにばらすけど。






「おはよー」








勇樹が言うことは本当らしく、通学途中で陸上部に所属している生徒が勇樹に挨拶していったり、義樹は走り込みをしていた。
















「義樹ー。おはよー」






グランドで走り込みをしている義樹に声をかけて教室に向かった。
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