ごめんね、ありがとう…先生
「川口」
「はい」

「川口は……進学か」
「はい」
「進学先とかは決めたのか?」
「伊敷山大学の英文科です」
「そうか。まぁ、決定じゃなくてもいいからな」
「はい」







鈴奈は留学も不可能ではなかったからこそ、『決定にしなくても良い』と言っていた。
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