ごめんね、ありがとう…先生

1.体育祭

5月に入り、去年までは秋にやっていた体育祭が行われる。
去年、何人かの生徒が熱中症で倒れたり、調子を崩したから今年は春にやることにしたみたい。


だから体育委員と保健委員は大忙し。


「香山先輩。これ、ここでいいですか?」
「うん。ありがとう、ともちゃん。並んできて」
「いえ。じゃあ……」


間もなく体育祭が始まろうとしているのに、伊能先生は、養護席に居なかった。

『伊能先生、伊能先輩。至急、養護席に来て下さい』


「あ、先生。遅いですよ」
「悪い、悪い」
「じゃあ、私行きますね。後でまた来ます」
「はいはい」


先生が来たことを確認して、沙依は列に並んだ。

保健委員は事前に決めたタイムスケジュールを元に養護席で観覧する。


小学生のように転ぶことも少ないから養護席に来る生徒は少ない。
ただ、熱中症で来る生徒は多い。場合によっては保健室で休むこともあるから、保健委員は養護席にいる。
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