~*先生*~理系女子は好きですか??
駅に着くと、宏樹君はオジサンを係員に明け渡した。
「大丈夫?」
宏樹君が顔を覗きこんできた
私は無言でコクっと頷いた。
「本当に…?」
私はもう一度頷いた。
「ああいう時は、声をださないと!」
「……う、うん」
「今度からは、そうしなよ!」
「…うん」
しばらく、私たちは駅ホームのベンチに座っていた
「よし、顔色もよくなったし学校行こうか!」
もう、一時間目が始まっている時間だ
「ごめんね‥遅刻にしちゃって」
「別に遅刻したっていいよ
茉莉先輩が元気になって良かった」
宏樹は、ニコっとかわいい笑みを浮かべた