~*先生*~理系女子は好きですか??
うーん
どうしたらいいのだろう~

とりあえず、謝っとこう


椅子から立って、深く顔を下げた

「先生!すいませんでした」



「…………。」



あれ、なんか怒ってる!?
先生の顔、めっちゃ怖いですけど

「お前っ、謝る理由全然わかってないだろう!!
オレをバカにするのも大概にしろっっ!!!」



先生はふぅーと深呼吸して怒りを沈め
細長い指で黒縁メガネをくいっと上げた

「自分で答えを導き出せ。
そうそう、期限内に間に合わなかったら……」


にやーっと何か企んでいる顔で笑って、


「やっぱり言わないでおこう。
そのほうがおもしろい。」


ガタンっ
先生は席を立って

「話は終わり、
まあせいぜいがんばれよ。
言い忘れてたけど、このことは誰にも言うなよ。言ったら即ゲームオーバーだ。」

と言って
準備室から出て行った。





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