♂最強SPたちの恋愛事情♀
「舞、いくぞ。」
「OK☆」
俊は突然、スッと大人の1人に駆け寄ると、いきなり腕をねじる。
「イタタッ!!」
今までほとんど喋ることのなかった大人がだらしない声をあげる。
その間私は俊をみていた夢乃の近くにいる男の偽物の銃を狙う。
「夢乃!!伏せて!!」
ダンッ!!
「わぁっ!?」
偽物の銃が情けなく飛ぶ。
よしっ!!
「SP育成学校卒業生、原田舞。銃の腕前は学校一でした。
女だからってなめないでくださいね。」
「くそっ!!」
突然、ターゲットを夢乃からアタシに変えて襲いかかってくる。
左斜め上から。
威力はそんなにない。
あ、そっか。
試験だった。
「女の人に手をだすなんて失礼です。」
まったく、これだから最近の若い者は……。