♂最強SPたちの恋愛事情♀



「夢乃ー。何叫んでるんだよ。」


ドアを開けるとすぐ目の前に夢乃がルカをしかりつけていた。









「ちょっ!!俊、聞いてよ!!ルカがここの家のメイドを全部買い取ろうとしてるのっ。」



「だってここのメイドさんみんなかわいいんだもん♪
ついでに舞ちゃんももらおうかな〜。」










こんっのチビが……っっ!!




「いい?ルカ、少しは俊を見習いなさい。」


「ふんだ。夢乃こそ理性とか大声で言うな。」








理性………。











「あぁ、理性か。」




無意識にそう言っていた。



「イヤーーっっ!!ダメーーっっ!!!!俊にその言葉は似合わないー!!」





夢乃がそう叫んだ声も今の俺には届かなかった。






母さんが言ったこと




────理性を保たなくてはダメよ。そうしないと世界は滅びてしまうわ。


────理性を自分の力で保てるようになるまで全力をだしてはいけないの。





































─────そうしないとあなたは暴走をして誰の手にも負えなくなるわ。










母さんは俺がここまでの力があることに気づいていたんだ。



ただ、思い出せないだけで……



母さんが予想出来なかったのは、俺が力不足だということだ。














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