♂最強SPたちの恋愛事情♀



「ん?」




うしろから声をかけられ振り向くと、真っ直ぐに俺を睨んだ男が立っていた。




「何か?」



「俺と戦え。」














…………。




いや、別に俺はいいけど……























「おもしろい発想ですね。
アサヒ君。」






アサヒと呼ばれた男と俺は先生の声のした方へ振り向いた。




「先生……いいんですか?」



「ゼロ君がいいなら認めましょう。
みんなにもいいお手本になりますし、その代わりお互い本気でいってください。」







ニコニコと笑う先生に寒気を感じながらも、俺はアサヒと呼ばれたヤツと向かいあった。






















「俺はアンタのこと、先生なんて認めねぇ。
同い年なら大して力も変わらねーくせに先生ぶってんじゃねぇよ」



「別に、先生ぶってるわけじゃないんだけど……」





















なんなんだよ……


いきなり戦えなんて……先生も本気で行けとかいってるし……
















「こないなら俺からいくぞ!!」




アサヒが俺を睨んだまま叫んだ。







本気で行けって言ってたし、手っ取り早くやっとくか。




「あぁ。
いつでもどうぞ。」



< 152 / 314 >

この作品をシェア

pagetop