♂最強SPたちの恋愛事情♀
「いやあぁっっ!!」
突然叫び声があがり、私はあわてて部屋を飛び出した。
「夢乃!!夢乃!!」
心配そうに顔をのぞくルカ君は、苦しそうに膝をつく夢乃の肩をだいていた。
「夢乃!!どうしたの!!」
「突然倒れちゃって……い、今治療するから!!」
そういってルカ君は手を夢乃に向けようとした。
「ハァ……ハァ……大丈夫……ただ、ちょっと疲れてた……だけだから
もう、平気……」
具合の悪そうな顔はいつの間にか、いつもの夢乃の顔になっていた。
「夢乃……大丈夫?
休んだほうがいいんじゃない?」
いまだに心配そうに夢乃を支えるルカ君。
それとはうらはらに、夢乃は完璧に元気を取り戻したようだった。
「よくわかんないけど平気みたい。
よしっ!!元気になったんだし、遊びにいくぞー!!」