♂最強SPたちの恋愛事情♀
「殺すならとっととやれ。
その変わりこの体は夢乃のだから、私を殺したところで夢乃も道連れになるよ。
そこにいるあんたの女も悲しむだろうねぇ。」
攻められているのにもかかわらず、シイラはあたしの方を笑いながら見た。
「まあ、あんたにわかる話じゃないね。
いいよ。話も無くなったし、いつでも殺しな。」
トロンとしたゼロの赤い瞳はシイラから離すことなく、迷わず魔剣をスルリと抜いた。
「ゼロ、だめ……っ。
夢乃の体を傷つけちゃだめ!!」
ピクリとゼロは一瞬体を向けて、私の方を向いた。
「!!」