♂最強SPたちの恋愛事情♀



───その時だった






ハッ!!



私と俊が同時に何かに気がつく。







「伏せろっ!!」




とっさに近くにいた俊が夢乃にかぶさり、一気に真剣な顔つきになる。






パリンッ!!





何秒とかからないうちにガラスが派手に割れる音がした。







急いでジャケットに隠してある銃をとりだし割れた窓からこっそり覗く。





「気ぃつけろよ。
この割れ方は銃だ。」




夢乃をひとまず安全な廊下側、つまり、窓とは反対側に連れていった俊は銃を片手に戻ってきた。





カチリ







引き金をひいて、いつでも撃てる用意をしながら



「わかってる。
……でも、普通の銃なら敷地内に入らないと届かない。
このお屋敷は防犯の設備はしっかりしているはずなのに……」



















どうして……



< 9 / 314 >

この作品をシェア

pagetop