永遠に愛してます。


夜になると
すでに横になった俺に
また聞いてくる。


『冷たいベッドと
人のぬくもりならどちら?』


『ベッド……。』



俺の顔までかがんで。
『熱動力をoffにした私なら
冷たいです。
隣で眠ってもいいですか?』


なんて言う。
平常心を保ちながら
『勝手にすればいい。』と
言った。


ベッドがきしんで
少しだけ、本当に少しだけ
冷たい身体が
俺にくっついてきた。



コイツは俺に捨てられるのが
怖いんだろう。

だから、必死なんだ。




そう解釈をして
静かに眠りについた。




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