永遠に愛してます。
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大好きな満様
今、何をされていますか?
あなたは元気ですか?
この手紙を書いている
私の隣では、幼子のように
可愛らしいアナタが
眠りについて
いらっしゃいます。
月明かりに照らされる姿は
とても美しい限りです。
この姿が好きなんです。
愛しいとさえ
思います。
それは置いておき、
アナタがそのコートを
お取りになったという事は
私はもう隣に居ないのですね?
ずっと一緒に居たかった。
お気づきだとは思いますが
私は処分されます。
アナタから必要とされない。
必要とされないロボットは
ただの鉄くずでしか
ありませんから。
永遠の別れを
最後まで告げなかった私を
どうかお許し下さい。
認めたくなかったんです。
アナタを忘れてしまうことを。
それを伝えかった。
隠して消えるのは
自分にとってもあまりに
酷なことでしたから。