【長編】Milk Tea
インターホンが鳴り響く。
……来た。
あたしはバックを肩にかけて玄関へと向った。
あたしの心臓はバクバクいって飛び出しそうだ。
扉を開くと、そこには相変わらず見惚れるほどかっこいい尚が立っていた。
「……はよ」
「お、はよ……」
あれ?何か普通……。
そう思いながらも先を歩く尚に着いて行った。
いつもと変わらずヘルメットを渡されてそれを被る。
いつもと変わらず後ろに乗って学校へ行く。
いつもと変わらず……。
変わらなさ過ぎない?
もしかして、あれ夢!?
嘘?あたしの夢??
学校に着くといつものように尚と一緒に教室に入る。
そういえば……前見た女の人。
一体尚とどういう関係なのか聞いてなかったな。