【長編】Milk Tea
前言撤回。
今……渡里君の誘いに素直に乗った事に後悔している。
「何でてめぇがいんだよ」
あからさまに嫌な顔をしてあたしを睨む成月。
「何でって、渡里君に誘われたから」
あたしも睨み返しながら応える。
はぁ……。
こんなにこいつと居る事がこんなにもしんどい事を忘れていた。
やっぱり来なきゃよかった。
あたしが渡里君についてくると、屋上にやって来た。
いかにも不良の行きそうな場所。
屋上には不良が溜まる印象があるのは……あたしだけかな?
でも……屋上に居るのってあたし達だけ???
キョロキョロしていると、渡里君はあたしに言う。
「誰も来ないよ。オレ達が居るの知ってるから」
って。
あたしはいい機会だと思って気になっている事を聞く事にした。