【長編】Milk Tea



見上げてみると、眠そうな顔をしている尚があたしを見下ろしている。



「おはよ……」



そう言ってボーっとした顔で微笑んだ。



「お……はよ」



そう答えて、あたしは背を向けた。



何ていうか昨日の事もあって目を見れない。



だってあたし達……きゃぁーー!!!!



だってだって……裸見られた訳だし。



無理!!恥ずかしくて顔見れない!!



そう思って顔を布団で隠していると、尚があたしの顔を覗き込んできた。



「美麗ー?」



「ってうわぁ!?」



驚いてあたしは大きな声を出してしまった。



「何だよ。顔見せろよ」



って不機嫌そうに言う尚。



無理な事言うな!!!



恥ずかしくて気絶しそうなのに!!




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