【長編】Milk Tea
第一章 鈴蘭高校
大人と餓鬼
……。
言葉が出てこない。
何で?
あたし……こんな学校の前に立っているんだろう。
『鈴蘭高等学校』
目の前にあるのは、壁は落書きだらけの学校とは言い難い校舎。
あたしの学力では、入れる学校少ないっていうのは、分かってたけど。
何でここなのよ?
何でよりによって、有名な不良高に入らなきゃなんないのよ?
「可笑しいでしょー!?」