【企画】恋人♂♀スクランブル
「あ、射空……」

振り返ったのは同時だったけど、南が、オレに、先に気づいた。

こっちに手を振ろうとして――まどかに、止められている。

なんだよ、まどかのやつ……。

まどかは、明らかに、相手が俺だと認識をした上で、南の腕を引っ張って、本棚の陰に引きずり込んだ。
< 46 / 159 >

この作品をシェア

pagetop