チョコレートな恋人3


今なら晋吾さんが笑った理由がわかる


「好きな子と一緒にいて…」


我慢なんか出来ない

自分だけのものにしたい


そんな想いが募るとプロポーズをするのか…


 「郁くん?」


透が不安そうな表情になる


 「透…愛してる…」

 「えっ…」


いきなり愛を囁かれて戸惑う透

 「透は?」

 「あ、…愛し、てるよっ…」


顎を上にあげられて見つめられると何も考えられなくなる


 「ずっと一緒にいてくれ…これからも…ずっと……」

 
ゆっくりと瞳をとじて郁からのキスを待った


触れたようなキスは舌を差し込まれ深くなる


そっと背中に手を回されて服を脱がされるとベッドで郁のたぎる想いを一心に浴びせられた透だった







< 35 / 37 >

この作品をシェア

pagetop