北千住奇想曲
仕事はアサミさんのフォローのおかげで何とか終了した。
21時終了。
ぼく単独でやるべき仕事は明日にまわして約束どおりにアサミさんへのお礼に夕飯を奢ることした。
さすがに先日よりはだいぶグレードが落ちる安いの居酒屋で我慢してもらった。
アサミさん自身は酒があればどこでも良い、と心強い申し出もあったので、近所のチェーン居酒屋で我慢してもらうことになった。
「で、例の女の子とはどうだったの?金曜日?」
生中が来る前にさっそくアサミさんはぼくに訊いてきた。
「いや、普通に色々とお話をした感じで終わりました。昔話とか近況報告とか」
アサミさんは疑わしそうにぼくを見て言う。
「じゃあさ。そんな平穏な様子じゃないのはなんでなの?すごい絶望的な顔してたよ、今日一日」
約束なので谷沢藍との会話とか、キスの話はしたくなかった。
でも、アサミさんは興味本位に見せてちゃんと心配してくれているんだとぼくは思う。
できるだけそういう人に隠し事はしたくない。
金曜日の事とというよりも土曜日の千夏との一件が問題なので、そちらをできるだけありのままに話す事にした。
21時終了。
ぼく単独でやるべき仕事は明日にまわして約束どおりにアサミさんへのお礼に夕飯を奢ることした。
さすがに先日よりはだいぶグレードが落ちる安いの居酒屋で我慢してもらった。
アサミさん自身は酒があればどこでも良い、と心強い申し出もあったので、近所のチェーン居酒屋で我慢してもらうことになった。
「で、例の女の子とはどうだったの?金曜日?」
生中が来る前にさっそくアサミさんはぼくに訊いてきた。
「いや、普通に色々とお話をした感じで終わりました。昔話とか近況報告とか」
アサミさんは疑わしそうにぼくを見て言う。
「じゃあさ。そんな平穏な様子じゃないのはなんでなの?すごい絶望的な顔してたよ、今日一日」
約束なので谷沢藍との会話とか、キスの話はしたくなかった。
でも、アサミさんは興味本位に見せてちゃんと心配してくれているんだとぼくは思う。
できるだけそういう人に隠し事はしたくない。
金曜日の事とというよりも土曜日の千夏との一件が問題なので、そちらをできるだけありのままに話す事にした。