おかしな国の住人たち






人魚姫は仕方なく目の前にいる太った王子様を見ました。




う〜ん、やっぱ無理!















それからというものの人魚姫は一人で思う存分、浜辺を走り回りました。




そして三日後の夜。




人魚姫は美しい海を見つめながら言いました。




「結局私は王子様とキスできなかったわ。でもいいの!人魚にも人間にも飽きたし、今度はどんな泡よりもきれいな美しい泡になってみせる!」




そう、それは満月のきれいなとても美しい夜で人魚姫は最後まで最高のシチュエーションを演じたのでした。











おしまい♪
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