おかしな国の住人たち






そして最後の妖精が言おうとした時、魔女が現れこう言いました。




「みにくいオーロラ姫め!お前は将来、何らかの事件でずっと死ぬまで眠り続けるだろう!ハハハ」




魔女はそう言うと去っていきました。




城にいるみんなが嘆き、頭を悩ませていると、最後の妖精が言いました。




「私がまだ言っていません!だから言います。何かの事件は起こらず、逆に魔女が眠り続けるのです!」と言いました。




するとその場にいた全員が声をそろえて「それでは何も面白くないじゃないか!」と言いました。




「へっ?でも何も起こらないのはオーロラ姫にとっては喜ばしいことでしょ……」




妖精は困ったように言いました。












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