おかしな国の住人たち
それを聞いたシンデレラは声を荒げながら言いました。
「そんなことさせないわ!
魔法の鏡は私が手に入れるんだから!ミス・サイゴン、馬車と靴を用意して下さる?靴はハイヒールじゃ歩きにくいからだめ!ガラスなんてとんでもない!」
「ええ、分かったわ。
誰もガラスの靴を出すなんて
言ってないのに……」
サイゴンはボソッとつぶやきました。
そしてサイゴンは彼女を地上へ魔法で送ってあげると馬車と上等な革のブーツを出しました。
「さあ、魔法の鏡を手に入れるために旅立つのよ!」
こうしてシンデレラの不思議な不思議な旅が始まりましたとさ。
しかしそのころ……
「ねえねえ合コンは
どうなったわけ〜?
なあ、じいよ、
美しいシンデレラは〜?」
お城では王子様がだだをこねながらシンデレラを待っていました。
おしまい♪