ヤクザと執事と私 【1の残り】
第3節:夢?
昼を過ぎた頃、ポチが再び私の部屋にやってきた。
「小夜兄さん、迎えに来ましたよ。」
「・・・何かありましたっけ?」
「約束したじゃないですか、朝!!!」
「・・・あっ。」
都合よく嫌なことを忘れていた私の脳の性能に感心する。
しかし、忘れていたからといって約束していたことが消えるわけでもない。
「しょうがないですね。行きましょうか。」
私は、ポチと一緒にポチの担当の医者のところに行った。