ヤクザと執事と私 【1の残り】

第5節:黒よりも暗く、赤よりも紅い林檎



私は、冷蔵庫から、ミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、紙コップにうつし飲む。


「それにしても、遅いな。」


サブが後ろから私に話しかけてくる。


「・・・そうですね。ポチさん、何してるんでしょうね?」


私は、紙コップをテーブルに置く。


「ちょっと、行ってみるか?」


サブは少し心配そうな表情。


「・・・そうですね。ポチさん、真木さんに何するかわかりませんしね。」


「・・・そうだった。」


サブは、私の言葉を聞いて、顔面蒼白になる。


私とサブは、急いで部屋を飛び出した。


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