好きだけじゃ伝わらない。
友だち
私の一番最初の友だちは
愛菜だ。
本当は、苗字でさん付けで
呼びたいのだけれど、
愛菜が“愛菜”と呼んで欲しいと
言うから私は愛菜と呼ぶ。
私はあの事があってから、
男性恐怖症だけではなく
人を信じるのすら
怖くなってしまった。
「愛菜っ!」
上手に名前を呼べない。
私はいつからこんなに
不器用になってしまったのだろうか。
「どしたん??ってか
名前で呼んでくれたんやな!
おおきにー」
愛菜は優しい。
私はそう思った。
「愛菜ずるーい」
その声がしてから、
ほんの少ししか経ってないのに
私の身の回りには人が集まっていた。
愛菜だ。
本当は、苗字でさん付けで
呼びたいのだけれど、
愛菜が“愛菜”と呼んで欲しいと
言うから私は愛菜と呼ぶ。
私はあの事があってから、
男性恐怖症だけではなく
人を信じるのすら
怖くなってしまった。
「愛菜っ!」
上手に名前を呼べない。
私はいつからこんなに
不器用になってしまったのだろうか。
「どしたん??ってか
名前で呼んでくれたんやな!
おおきにー」
愛菜は優しい。
私はそう思った。
「愛菜ずるーい」
その声がしてから、
ほんの少ししか経ってないのに
私の身の回りには人が集まっていた。