もう1つの予言
帰り道……僕は何を話していいかわからずずっと黙っていた。

(やべー、何話したらいいんだ?何も思いつかなねぇ)


その時だった向こうから話してきたのは


「ねぇー、何か話題とかないの?」


「えっ!え~とねぇ」
(何かないのか?!早く考えないと)


「普通はさぁ、用意しとくもんなんじゃないの?」


(なんだよ!少しはそっちからも話題だしてくれよ)


僕は苛立ち気味に話した
「え~とじゃあ、趣味とか何かある?」


「何それお見合いみたいな感じになっちゃうじゃん!」
彼女は呆れ気味に言った。


(はぁ?そっちが話題だしてって言ったから頑張って出したのにいきなり否定かよ!)
僕はさらに苛立ちながら言う「じゃあどんな話題出したらいいんだよ?!」


「それを考えるのがそっちの仕事でしょ?」
彼女はまた呆れ気味に言った。

頭の奥でカチン!と言う音が聞こえたと思うと僕は土石流の如く不満が流れだした
「てかさあ、そっちも何か話題とか出したら?何で僕ばっかなんだよ!」
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