もう１つの予言

出会い

「早く起きなさいﾚﾝ！学校に遅れるよ」


目覚まし時計が鳴っても起きない僕に母さんはいつもこう言ながら起こしに来る


「はいはい…起きますよ」
そう言いながら渋々起きて朝ごはんを食べにリビングへ行く。

「今日もまたパンかよ、昨日朝はご飯がいいって言ったじゃんかよ！」


「我慢しなさい！母さんこれから仕事なんだからご飯炊いてる暇がないのよ！」


「ハァ～」


「嫌だったら自分で朝ごはん作ればいいじゃない！」


「料理出来ないの知ってるだろ？！」


「だったら文句言うんじゃないの！」


「…………」


「じゃあ行ってくるから、ちゃんと戸締まりしてから学校行ってね、じゃ行ってきます」


「いってらっしゃい！」


これがいつもの朝
毎日これの繰り返しだ…