叶うハズもない夢



一次の家、クラバート家は名家中の名家




だから、私は今お勉強中



もちろん一次に




「朱里は物覚えがいいね」


私が問題に正解すると一次は嬉しそうに笑うからついついお勉強に身が入る





一次といる時は楽しかった



ただ……




「あら……まだ居たの」




このおばさんは嫌



一次のお母様だけど

私を見るとすぐに眉間にシワを寄せる



そしてお決まりの名台詞



「貴方がいるだけでクラバート家の名が傷を作るのよね

分かる?


つまり一次にも将来的に貴方の存在で変な目で見られるのよっ!!



分かってるの!!!!」



もう最後ら変は高すぎて何を言っているのか



一次がいない隙に言うなんて卑怯





「まぁまぁ、落ち着いて」



出た……




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