デカ男とチビ男…と,その中間!?
「あー。いたいた。」

ようやく,龍と翔樹が来た。

「じゃあ,行こっか。」


段々と,人が多くなっていき,
はぐれそうになった。

「スゲェ,人混み。」
「迷子になりそう…。」
なんて言ったら,

「じゃ,手ェ繋ぐ?」
等と,翔樹が手を差し出した。

「え?」
と,返答に困っていると,

「じゃあ,俺は悠と繋ぐから,神社の前で待ち合わせな。」

と,龍が勝手に話を進めてしまった。


まだ差し伸べてる手を私は無視することができず,
無言で,翔樹の手を握った。


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