デカ男とチビ男…と,その中間!?
私はとりあえず,一階へ行こうと,悠を起こさないようにそーっとベッドから降りた。


一階では,翔樹がストーブの前で暖まっていた。

「あ,おはよう。」
「おはよ…。」

時計を見ると,8時半だった。


「あ…私,二人起こしてくるね。」

「うん。」


そう言って,二階に戻る。

最初に下で寝ている龍を起こしに行った。

肩を揺らして起こす。


「…んー…」

薄らと目を開けた。

だが寝ボケている様子。

「もう八時半だよ。起きt――」


何があったか,一瞬自分でもわからなかった。
< 60 / 67 >

この作品をシェア

pagetop