純情BABY
『また追い払われちゃうんじゃないの?大丈夫?』
「う、そ、それは・・・。でも!ちゃんと用事があるんだもん。きっと大丈夫」
亜弥の言葉にそういえば私会いにいく度、渋谷に追い払われてたんだったと思い出したけど、返信くれない渋谷が悪い。
会いに行くには十分な理由だよね。
「渋谷にあって、昇とは微塵もやましい事はないって説明して、松嶋さんの事も問いただしてやるんだ!!」
『・・・松嶋さん?生徒会の?』
「亜弥にはまだ言ってなかったよね。なんか松嶋さん渋谷を狙ってるみたいでさ。昨日もせっかくの渋谷と2人きりの下校時間を邪魔されちゃったんだよね」
『へ~。彼女、中学から渋谷くん狙いだったって噂は本当っぽいね』
「・・・え?」
また噂!?と思ったけれど、それよりも、渋谷狙いって?
『渋谷くんと松嶋さん一緒の中学らしくて、何でも松嶋さん、渋谷くん追っかけてここの高校に来たんだって。松嶋さんならもっと上のランクの高校も行けたのにって入学当時は結構噂になってたんだよ』
「そう、なんだ・・・」
『でさ、渋谷くんも、相当頭いいじゃん?毎回テスト学年トップだし。どうしてここ受験したんだろうって、松嶋さんと同じくらい最初の頃噂になってたよ。渋谷くんも誰かを追いかけてこの学校に来たんじゃないかってーー・・・』
亜弥の話はまだ続いていたけれど、私は松嶋さんがそんな昔から渋谷が好きだったと知ってなんだか胸がモヤモヤしてきて聞き流してしまったんだ。
渋谷がこの学校を選んだ理由ーー。
この時、亜弥の話をきちんと聞いてたら、この先に起こる出来事に、私はもっと冷静に対応できたんじゃないかって後々思い返して後悔することになるんだ。
ーーそれを知るのはもう少し先の事。
「う、そ、それは・・・。でも!ちゃんと用事があるんだもん。きっと大丈夫」
亜弥の言葉にそういえば私会いにいく度、渋谷に追い払われてたんだったと思い出したけど、返信くれない渋谷が悪い。
会いに行くには十分な理由だよね。
「渋谷にあって、昇とは微塵もやましい事はないって説明して、松嶋さんの事も問いただしてやるんだ!!」
『・・・松嶋さん?生徒会の?』
「亜弥にはまだ言ってなかったよね。なんか松嶋さん渋谷を狙ってるみたいでさ。昨日もせっかくの渋谷と2人きりの下校時間を邪魔されちゃったんだよね」
『へ~。彼女、中学から渋谷くん狙いだったって噂は本当っぽいね』
「・・・え?」
また噂!?と思ったけれど、それよりも、渋谷狙いって?
『渋谷くんと松嶋さん一緒の中学らしくて、何でも松嶋さん、渋谷くん追っかけてここの高校に来たんだって。松嶋さんならもっと上のランクの高校も行けたのにって入学当時は結構噂になってたんだよ』
「そう、なんだ・・・」
『でさ、渋谷くんも、相当頭いいじゃん?毎回テスト学年トップだし。どうしてここ受験したんだろうって、松嶋さんと同じくらい最初の頃噂になってたよ。渋谷くんも誰かを追いかけてこの学校に来たんじゃないかってーー・・・』
亜弥の話はまだ続いていたけれど、私は松嶋さんがそんな昔から渋谷が好きだったと知ってなんだか胸がモヤモヤしてきて聞き流してしまったんだ。
渋谷がこの学校を選んだ理由ーー。
この時、亜弥の話をきちんと聞いてたら、この先に起こる出来事に、私はもっと冷静に対応できたんじゃないかって後々思い返して後悔することになるんだ。
ーーそれを知るのはもう少し先の事。