純情BABY
『とりあえず放課後迎えに行く。誰かに俺との事を聞かれたら、付き合ってるとだけ言っておけ』
キーンコーン、と朝のSHRが始まる前の予鈴が鳴る。
『いいか、それ以外は余計な事言うなよ?』
釘を指すような言い方をして、さっさと音楽準備室を出て行ってしまった。
唖然とする私を置いて。
余計な事って、何よ?
付き合ってるって言えって言ってたけど…
「昨日の私の告白ってまだ有効だったんだ……」
まだ告白が有効で良かった。
まだカレカノの関係でいれる事が、ちょっぴり嬉しい。
昨日はすごくムカついたし最低って思ってたけど、訂正。
襲うし、脅すしで善人とはとても言いがたいけれど。
でも
案外いい人なのかもしれない。
キーンコーン、と朝のSHRが始まる前の予鈴が鳴る。
『いいか、それ以外は余計な事言うなよ?』
釘を指すような言い方をして、さっさと音楽準備室を出て行ってしまった。
唖然とする私を置いて。
余計な事って、何よ?
付き合ってるって言えって言ってたけど…
「昨日の私の告白ってまだ有効だったんだ……」
まだ告白が有効で良かった。
まだカレカノの関係でいれる事が、ちょっぴり嬉しい。
昨日はすごくムカついたし最低って思ってたけど、訂正。
襲うし、脅すしで善人とはとても言いがたいけれど。
でも
案外いい人なのかもしれない。