純情BABY
『あ゛ーもうっ。泣かないの!次は慎重に選ぶ!

しばらくは独り身で失恋の痛手を癒す!

わかった?』




口調はキツイけど、優しく頭を撫でてくれた。




鼻をずずーっと啜りながら頷いてみせる。



「うん。次こそはちゃんと夏樹も昇も徹也も、私をフッた事後悔するくらい素敵で優しくて、がっつかないカレシをゲットするよ!」




『いや、だからね?少し控えろって言ってるの。アンタわかってるの?』




亜弥の言いたい事がわからず首を傾げる。




『はぁ〜。美鈴がショック受けるだろうから出来れば言いたくなかったんだけどね、アンタ噂になってるみたいだよ』




そう前置きをして、一呼吸ついてから言った私の噂話。







「な、なにそれ……」




亜弥の予想通りにショックを受けてしまった。




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