純情BABY
『悪い。今さらだよな。美鈴、カレシいるもんな。渋谷と上手くいってんだろ?』
答えに困って何も言えずにいると、昇はやけに明るくそう言った。
「当たり前でしょ!。上手くいってるからこうして待ってるんだもん」
無理してるって気づいた。無理してる理由はーー…
私と別れたこと、後悔しててやり直したいとか思ってるのかなー、なんて。
でも仮にそうだったとしてもさ。昇の言うとおり今さらなんだよね。
私には渋谷がいるし。
だから昇の気持ちには気付いてないフリをして明るく返した。
ヤりたいだけで私と付き合ったわけじゃなかったんだ。
ちゃんと私を好きで付き合ってくれてありがとう。そんな気持ちを笑顔にこめて昇を見た。
そんな私を見て微笑む昇。
なんだか照れくさい空気感みたいなのを味わっていた時だった。
私でも昇でもない人の声が聞こえてきたのは。
そしてそれは、私が一番待ち望んでた渋谷のものだった。
答えに困って何も言えずにいると、昇はやけに明るくそう言った。
「当たり前でしょ!。上手くいってるからこうして待ってるんだもん」
無理してるって気づいた。無理してる理由はーー…
私と別れたこと、後悔しててやり直したいとか思ってるのかなー、なんて。
でも仮にそうだったとしてもさ。昇の言うとおり今さらなんだよね。
私には渋谷がいるし。
だから昇の気持ちには気付いてないフリをして明るく返した。
ヤりたいだけで私と付き合ったわけじゃなかったんだ。
ちゃんと私を好きで付き合ってくれてありがとう。そんな気持ちを笑顔にこめて昇を見た。
そんな私を見て微笑む昇。
なんだか照れくさい空気感みたいなのを味わっていた時だった。
私でも昇でもない人の声が聞こえてきたのは。
そしてそれは、私が一番待ち望んでた渋谷のものだった。