不良学校~かかって来い!~Ⅱ
「そこまでにしたら?」

ピタッ

相手が止まった

「もういいんじゃない?ボロボロだし」

「誰だてめぇ」

「さぁ?てか手、怪我してるよ」

「いいんだよ」

「この人、保健室に連れてくから
一緒について来て
あんたも手当てしてあげる」

「はぁ?」

「早く」

男は渋々付いてきた
男はそうとう切れてた

ガラガラ

「先生居ないじゃん」

まっ私が手当てすればいっか

「座ってて」

私はやられた相手から手当てした

「んっ・・・」

「起きた?手当て出来たよ」

「りっ理奈さん?!」

「ゴメンね
文化祭戻ってきて」

「はっはい!ありがとうございます!」

そいつは去って行った

「何で敬語なんだろうね?」

「しらねぇ」

「さっこっち来て」

「嫌」

「もうっ」

私は男に近づいて手当てした

「はいっ」

「チッ」

「何で此処に来たの?
誰かに会いに来たっぽくないし」

「探してるんだよ」

「誰を・・・・?」

「仲間を」

ドクンッ
仲間・・・
まだそんなこと思ってるんだ
< 37 / 57 >

この作品をシェア

pagetop