一期二会 ~いつかのX'mas~




「徳永と、もっとたくさん話したいよ」




「えっ…」




「だって徳永、いつも無口だし、睨んでくるし!」




「そっそれは…」




「せっかく隣の席になれたんだから、もっと話したい」




私が言い終わると同時に、からくり時計が鳴り出した。




時計の針は12の所を指していた。




「ぅえっ!」




「もう4限目始まるじゃん!」




徳永も3限目に行く予定だったけど、もう終わっていた。




「行くか」




「う、うん」




話しが途切れたのが、あまり気にくわなかったが、学校へと全力で向かった。






< 63 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop