夢物語



―1時間後―

チリンッチリンッキキィ―

「千祐ぉ」
「祐乃今からどこ行くの?」
「ちょっと携帯かしてっ理由はあとで説明するから・・・」

まだ千祐には今日の目的を言ってない。

「別にいぃけど?ハイ」
あたしは自分の携帯を持っていない。
まぁ、いろいろと事情がありましてね?

「ありがとんぢゃかりますね?」

菜月に松井のケー番をきこう


ピッピッピッ
プルルルルルッ・・・プルルルルルッ・・・
『ガチャ・・・』
でた
『こちらはauお留守番電話サービスです・・・・』

菜月でないじゃん
もう・・・・何でよ〜〜〜

「はぁ・・・・」

『どうだった?』

「でなかった・・・・
あのね?実は今日松井に告ろうと思ってるんだぁ・・・・」

「そうなの?!」
千祐は驚いた顔で言う。
「うん。だけどケー番知らんくて、菜月にきこうとしたんだけど
でなくてさぁ〜〜〜」

困っちゃうよ・・・・

どうすればいいの?
やっぱり松井に気持ちを伝えるコトは許されないコトなの?


ブーブーブー

「わわっ」
電話だ誰からだろ〜?・・・・ん?このケー番・・・どっかで見たことあるような?

「千祐でんわ。」

携帯を千祐にかえす。

「もしもし?・・・・・・・・うん。ちょっと待って?・・・・はい祐乃」

そういって千祐が携帯を渡してくる。

えうち?何で・・・・千祐の携帯なのに・・・・

「もしもし・・・・・?」

少し警戒しながらきいた。

『祐乃?菜月だけど、さっき電話した?』

菜月・・・・

「うんしたよ〜松井のケー番知りたくて・・・・菜月知ってる?
もし知ってたら教えて?」

菜月なら・・・・知ってるよね?

『うん知ってるよ別に教えてもいーけど、一回切るよ?』

「うんわかったんぢゃね・・・・ピッ」



よかったぁ
菜月まじありがとう
本当に感謝します



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