夢物語
だって・・・松井の声が聞きたかったんだもん・・・・
好きなんだよ・・・・しょうがないじゃん・・・
何も言ってないのに足は勝手に2階に向かう。
「あれ、菜月ぢゃない?」
千祐が指差すほうをみてみると
さっきわかれたばかりの菜月たちがいた。
「菜月」
菜月に聞こえるように呼ぶ。
「また来たの〜?」
菜月がわざと鬱陶しそうに言う。
「うっわ!ひっど〜い(泣)」
「ぷっ・・・冗談だって」
菜月があたしの反応に吹き出す。
「当たり前だよ本気だったら困るよ」
「あっ、さっきの内容ちゃんと覚えてる?最初、電話かかってきたんだよ。」
「あんね・・・そんでうち、また松井に電話したんだ知らないフリして・・・・おかげで余分にしゃべれたんだよねぇ〜〜」
わざとねぇ〜
「うぉ−祐乃やるねぇ」
「えへへでしょ〜〜?」
こうゆうのは頭がフル回転するカラね
「んで、どこで告るの?」
「厳島神社・・・・前遊びに行ったとこだよ〜」
「あぁ、あそこかぁ〜」
納得したような仕草をする菜月。
「・・・っと今は・・・3時45分だよあと1時間45分で告白の時間ですよ」
続けて菜月が言う。